こうした大がかりな構造改革を実行したあとの業績はどうか。売上高推移をみると分かるように、2010年以降は大きく売り上げが減少している。いくつかの事業を売却したため、当然の推移と言える。
同時に営業利益の推移をみると、売り上げが減少しているにもかかわらず、2011年以降利益額は増えている。不採算の事業を整理することで、売り上げは落ちたものの、利益は増え、構造改革の成果が如実に表れていることが分かる...
業績の低迷が続く日本エンタープライズ。M&Aで成長してきた同社は、再びM&AでB2CからB2Bへの方向転換を図る。