構造改革を断行した2009年は、どのような状況であったのか。奇しくも2009年は創業100周年に当たる年であり、次の100年に向けて歩み出すためのスタートの年であった。
この時に行ったのが不採算事業である建築、鉄構、環境の3部門を整理し、企業規模を一気に縮小するという選択であった。思い切った構造転換を成し遂げ、次の100年を迎えるための大手術であった。
建築事業では子会社の栗本建設工業が2009年6月に民事再生法の適用を申請した...
業績の低迷が続く日本エンタープライズ。M&Aで成長してきた同社は、再びM&AでB2CからB2Bへの方向転換を図る。