昨年は経済界での「下剋上訴訟」元年だった。今年はどうなる?

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2022年の「下剋上訴訟」はどうなる?(写真はイメージ)

「下剋上訴訟」が増える二つの理由

では、2022年の「下剋上訴訟」はどうなるのか?おそらく増えるだろう。第1の理由は、日本企業の取引慣行の変化だ。かつては特許侵害があっても、納入先が受注量の引き上げや単価の値上げなどで「穴埋め」をしてくれた。それと引き換えにサプライヤー側が納入先の特許侵害を見逃してきた経緯がある。

が、最近はコストダウンに「聖域」がなくなり、そうした「穴埋め」は消滅しつつある。「穴埋め」という対価の交付がない以上、サプライヤーが「下剋上訴訟」による対価の回収に踏み切るのも無理はない...

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