ラーメンチェーン大手2社の業績に明暗がくっきりと現れた。ラーメン店「一風堂」を展開する力の源ホールディングス<3561>が60%を超える大幅な営業増益となるのに対し、ラーメン店「幸楽苑」を展開する幸楽苑ホールディングス<7554>は業績を下方修正し、15億円を超える営業赤字に陥る見通しだ。
売上高の40%強を占める海外事業が好調に推移している力の源HDに対し、国内事業中心の幸楽苑HDには原材料やエネルギー費、人件費の上昇などのコストアップ要因が重くのしかかった格好だ。両社の状況を見てみると...