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「のり弁当」と「おこわ弁当」が合体 ハークスレイがM&A

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おこわ米八のホームページより

高齢者食にも意欲

ハークスレイは公表資料で「おこわ米八」を傘下に収めることで、高齢者の食市場の開拓を目指すとしている。素材を厳選し、製法にこだわった「おこわ米八」のおこわが、高齢者に人気が高いためで、高齢者食というこれまでのほっかほっか亭にはなかった新たな事業の開拓につながる可能性がある。その一翼を担うのが「おこわ米八」というわけだ。

ほっかほっか亭が属する外食、中食は競争が激しく、人件費や原材料価格が上昇する一方で、消費者の節約志向が見られるなど、厳しい事業環境下にある。

これに伴ってハークスレイの業績も振るわず、2019年3月期の売上高は「おこわ米八」の売り上げの一部が加わることもあり前年度比3.5%の増収予想だが、この2015年3月期以来5年間は横ばいの状況だ。経常利益も2019年3月期は「おこわ米八」の利益の一部が加わることもあり増益となるものの、2014年3月期以来この6年間はほぼ同じ水準にある。

ハークスレイが子会社化する、「おこわ米八」を傘下に収めるメイテンスの2018年3月期の売上高は75億6700万円、営業利益は3億9600万円。2020年3月期はこれら数字がすべて加わるため、増収増益が予想される。さらに高齢者食などの新たな事業が立ち上がれば、さらに状況は好転することが見込める。

どんな数字になるのか。おこわ効果を注視したい。

ハークスレイの売上高推移。2019年月期は予想
ハークスレイの経常利益推移。2019年月期は予想

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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