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CVC4.0は日本企業に革新を起こせるか

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最先端技術を取り込むことで革新を起こせるか

ベンチャー企業のM&Aにつながるケースも

そこで2014年ごろからCVC4.0の概念が出てきた。CVC4.0では子会社でなく外部のファンドを活用し、外部のファンドマネージャーに任せるというやり方に変わった。これによってどこに投資するのかの意思決定は大企業が行い、外部のファンドマネージャーがファンドを運用する体制となった。

ファンドマネージャーが外部の人材のため知識が豊富でネットワークもあるためベンチャー企業の育成が容易になり、大企業とベンチャー企業との提携や、ベンチャー企業自体のM&AやIPO(新規株式公開)などのイグジットにもつながる可能性が高くなった。

すでにCVC4.0を運用している日本企業では、米国の商品を日本や中国、アジアなどで販売するケース、米国の先端技術を持ってきて自分たちの製品を改善するケース、日本に製品や技術を持って気に入ったら、その企業を買ってしまうケースなどがあるという。

当日はCVC4.0を活用している双日<2768>、アイシン精機<7259>、サニーヘルスの3社がパネルディスカッションを行った。これら企業のようにCVC4.0を活用する日本企業は増えるのか。日本企業がかつてのように世界をリードするような革新を起こすことができるのか。

結果が判明するまでには、しばらく時間がかかるだろうが、浪人生活を早く終わらせたいと考える日本人が少なくないのは間違いないだろう。

文:M&A online編集部

M&A Online編集部

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