【財務分析】両行とも利回り低下に苦慮

 三重銀行の経常利益と当期純利益は下図の通りである。

図1:三重銀行の連結業績

M&A Online編集部作成

財務状況としては、貸出金について、下図のように事業性貸出・個人ローン残高のいずれも増加しているものの自己資本比率は低下し、また、利回り低下により利息収入は減少している。

図2:三重銀行の自己資本比率

M&A Online編集部作成

 なお、2016年3月期は不良債権処理額の減少により、信用コストの低減や物件費の削減により増益となっている。

 一方の第三銀行の経常利益と当期純利益は安定しているとは言いがたい。

図3:第三銀行の連結業績

M&A Online編集部作成

 第三銀行の財務状況としては、三重銀行同様に貸出金残高は増加しているものの、貸出利息の低下に苦しんでいる様子が見て取れる。

図4:第三銀行の自己資本比率

M&A Online編集部作成

 ちなみに、2016年3月期は役務取引等収益が増加したものの、資金運用収益及び有価証券売却益が減少するなどして減益となっている。