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新型iPad mini発売でiPhoneSE2投入も現実に?

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次は「本丸」のiPhoneでSEの次期モデルが

3年半以上もモデルチェンジがなく、一時は「アップルは7.9インチの小型タブレットから完全撤退した」とまでいわれたiPad miniの復活。しかもこれだけの低価格となると、俄然、注目されるのが小型版iPhoneである4インチ(現行のXSは5.8インチ)画面の「SE2」投入だ。

SE2は2018年の発売が有力視されながら、アップルが高級化路線へ舵を切ったことで立ち消えに。同年9月のXS、XR投入と同時に初代SEの発売も中止された。しかし、そのXS、XRやProの販売不振を受けてminiが発売された以上、「本丸」のiPhoneでも低価格版のSE2が投入されるのは間違いないだろう。

高価格路線に走った現行iPhoneの失敗で、低価格モデルSE2の投入が実現する(同社ホームページより)

アップルは2019年1月、米公式サイトで初代SEをクリアランス製品(新品未開封品)として突如、販売を再開。あっという間に売り切れた。アップルが低価格モデルの市場調査のためにSEのテスト販売をしたともいわれ、売れ行きが好調だったことからSE2投入は近いとの観測も出ている。

SE2はCPUに新型iPad mini、現行iPhoneのXSやXRと同じA12 Bionicチップを搭載し、画面は4インチ。リア(背面)カメラは画素数こそ現行機種と同じ1200万画素(初代SEも同じ)ながら、レンズの明るさや処理機能などで何らかのスペックダウンが施される可能性がある。

フロント(前面)カメラの画素数は500万画素(現行機種は700万画素、初代SEは120万画素)程度に抑えられ、顔認識のFace IDも新型iPad mini同様、搭載されないだろう。アップルはiPhoneでカメラ機能を最大のセールスポイントとしており、ここで高価格モデルと低価格モデルの差別化を図るはずだ。

低価格モデルの投入により、アップルはタブレットやスマートフォンでの市場シェア低下を食い止める狙いがある。一方で、さまざまな価格帯でのモデル乱立によるブランドイメージの混乱や量産効果の低下といったデメリットも否定できない。「ユーザーの選択肢を広げる」ことと、「ブランドイメージや生産性の向上」の狭間で、どうバランスを取るのか。アップルの商品戦略に注目したい。

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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