安楽亭の業績は冴えませんでしたが、財務状態は比較的安定していました。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年12月末時点での自己資本比率は42.4%でした。
安楽亭は吉野家の赤字事業だったアークミールを買収しますが、背景には売上高が頭打ちだったことと、しばらくの間は赤字を吸収できるほど自己資本に厚みがあったことがあると考えられます。しかし、この買収がコロナ禍と重なる最悪のタイミングとなりました...
一風堂が新常態に向けてビジネスモデルを大きく転換しました。これまでは繁華街やショッピングモールを中心に出店してきましたが、矢継ぎ早にロードサイドと小商圏型の店舗を出店。低投資で早期回収が見込める郊外型へとスイッチしました。ラーメン店の中でも一風堂は苦戦をしています。
「熱中屋」や「ヴァンパイアカフェ」などを運営するDDホールディングスが2021年2月期に3億円の債務超過となりました。この期に85億円の巨額損失を計上しています。子会社で「kawaraCAFE」を展開するエスエルディーも同時に3億円の債務超過に転落しており、難局に立たされています。
英国風パブHUBがeスポーツ観戦の一大聖地となるのでしょうか? ゲーム開発のミクシィがHUBの第三者割当増資10億円を引き受け、さらにロイヤルホールディングスから5.5億円の株式を譲受して、20%の株式を保有する筆頭株主となります。
ラーメン山岡家がコロナ禍で快走中。第3四半期の売上高は前期比2.0%増の104億7,900万円と前期を上回りました。営業利益は43.7%減となりましたが、2億2,600万円のプラスとなっています。一方、同規模の一風堂は利益が出ていません。