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ついにルノーに丸ごと食われてしまう日産自動車

※この記事は公開から1年以上経っています。
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 日産自動車は西川(さいかわ)CEO以下、日本人の経営陣はここまでルノーとゴーンCEOへの忠誠心だけで出世してきたため、諸手を挙げて経営統合に賛成するはずです。また日産自動車の日本人の少数株主も、ここまでゴーンCEO(当時)の経営手腕を無条件に支持しているようで、ルノーとの経営統合を承認する株主総会も「すんなり」承認してしまうはずです。

 つまりどう考えても(今年中かどうかはわかりませんが)日産自動車はルノーの一部分となり、その日産自動車の子会社となった三菱自動車とともに、グループで年間生産1000万台クラブに(ルノーの一部分として)入ることになります。

 いくら考えてもそれを排除することはもう不可能で、本誌が数年間にわたって考えて主張してきた「日産自動車をルノーから取りもどそう」も完全に不可能となってしまいました。

 そうはいってもシャープは鴻海グループに入って業績が拡大し、三菱自動車もルノー・グループ入りして(正確には日産自動車の子会社となった)最悪期を脱しており、東芝も(まだ中国当局の独禁法審査が長引いていますが)ベインキャピタルなどにグループ入りすれば「もっとよくなる」と考えられているようですが、どれも海外の親会社から食い尽くされても業績が良くなっているため、最初からもっとまともな日本人経営者が頑張れる体制にしておけば何の問題にもならなかったはずです。

 このニュースはまだBloombergが報じているだけで、不確定なニュースである可能性もありますが、本誌はかなり前からそうなると予想していたため、この段階で記事にしました。

本記事は、「闇株新聞」より転載しております。

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