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トヨタが傘下の日野自動車をダイムラーに委ねた理由

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左から経営統合記者会見で登壇した、日野自動車の小木曽聡氏、トヨタ自動車の佐藤恒治氏、ダイムラートラックのマーティン・ダウム氏、三菱ふそうトラック・バスのカール・デッペン氏(Photo By Reuters)

商用車を切り離し、乗用車のカーボンニュートラルにアクセル

乗用車に比べると、商用車の市場規模は小さい。中大型の商用車の年間市場規模は300万~350万台といわれ、乗用車の約8000万台の20分の1未満。それだけに次世代環境車の開発負担は重く、再編が避けられない状況だ。

カーボンニュートラルに対応するため、商用車市場のグローバル再編が加速する可能は極めて高い。乗用車の電気自動車(EV)シフトが進む中、大型の商用車ではEVに加えて水素燃料電池(FCV)や水素エンジン車も有望だ...

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