清水食品は鈴木與平商店において、文字どおり食品事業に特化した新事業であった。日本で初めてまぐろ油漬缶詰を本格的に製造・輸出し、翌1930年にはミカン缶詰を製造・輸出するようになる。
1969年には、まぐろ油漬缶詰を「ホワイトツナ」の名称にして国内販売も始めた。やがて、まぐろ油漬缶詰は原料となる魚種も多種になり、ツナ缶という呼び方をするようになった。
ちなみに「シーチキン」という名称も馴染みがあるが、それは、はごろもフーズが商標登録しているツナ缶のことである...
かつては世界の7割のシェアを誇った北海道の北見ハッカ。海外生産などの波に揉まれて2度、停滞・衰退の道をたどる。だが、そのたびごとに復活を遂げてきた。