再考・買収防衛策と株式持ち合い

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt

4. 最強の買収防衛策は株式持ち合い

結局のところ、最強の買収防衛策は親密な取引先などと株式持ち合いを行うことにより、自社の株主構成を安定株主で固めることである。事前警告型買収防衛策は、前述のように制度設計上、保身目的で利用することができない上に、安定株主が十分にいなければ、機関投資家の反対により導入もできないし、ひとたび導入できたとしても廃止に追い込まれ維持もできないからである。そのため、買収防衛策では経営陣が期待するような買収防衛の効果は持たない...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5