「通天閣」は誰のものか|産業遺産のM&A
通天閣は第二次大戦前までの初代と戦後再建された2代目、合わせて100余年にわたり大阪のまちのシンボルとして建つ。その間、3 度にわたり所有者が変わってきた。
M&A Online
| 2022/2/13
2022.02.13
製麦所としては閉鎖された翌1966年、サッポロビールは創業90周年を記念して「開拓使麦酒記念館」をオープンした。サッポロビール博物館の前身である。だが、建物そのものは老朽化が顕著になっていた。「取り壊すべきだ」という声も上がったという。
ところが一方で、「歴史的な建物が後世に残すべきだ」という機運も高まっていた。そこで1987年に建設当時の面影を活かし、内部および周辺を改装整備してオープンしたのがサッポロビール博物館である...
通天閣は第二次大戦前までの初代と戦後再建された2代目、合わせて100余年にわたり大阪のまちのシンボルとして建つ。その間、3 度にわたり所有者が変わってきた。