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労務監査の焦点|初めて利用する人の「労務デューデリジェンス」(4)

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退職金債務は対処の額も膨大に

労務デューデリジェンスによって発生する金額面の“コスト問題”を単純に見ると、従業員への退職金債務が最も大きな金額になり、対処に苦慮するケースが多々あります。

その典型的なケースが厚生年金基金を解散した場合の積立額という債務です。一般に、厚生年金基金を解散した場合は、それまでに積み立てた額を従業員に戻すことになりますが、それを簿外に置いているケースがあります。その場合は、決算上は明確にされず、いわば、「いつかはきちんと処理するお金」として簿外に置いておくわけです...

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