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「iPhone12」価格設定で見えてきた「SE3」のスペック

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「SE」は早くも来春に5G化

現行の「SE」ではコストダウンのため、CPUは「iPhone XS」「XR」に搭載した「A12 Bionic」や、「Phone 8」「iPhone X」に搭載した「A11 Bionic」などの旧世代を搭載するとの予想もあった。

しかし、アップルはコストダウンを「SE」だけに限定せず、「11」シリーズを含めたiPhone全体で考えたようだ。すなわち「SE」にも搭載することで発注個数を増やし、「A13 Bionic」の調達価格を安くする道を選んだ。これならば「11」シリーズのコストダウンにもつながる。

一見、廉価版モデルに最新鋭CPUを採用するのは割高のようだが、生産台数が多い主流モデルの調達価格の引き下げにつながるのならばコストメリットはある。「損して得とれ」のコスト戦略といえよう。

このコスト戦略が続くとすれば、次期廉価版モデルの「SE3」にも同様の戦略を採用することになるだろう。初代「SE」から2代目の「SE」へのモデルチェンジには実に4年かかった。だが、現行機種から3代目へのモデルチェンジは1年の可能性が高い。

その理由は5G化だ。「12」シリーズは全機種で5Gに対応する。当然、生産コストは上がるはずだが、すでに述べた通り最上位機種は価格据え置き、ベースモデルの「12」は値下げするとみられている。そうなると5Gモジュールのコスト削減は必須で、「SE3」も5G対応にして量産効果で価格を引き下げるしかない。

「SE3」へモデルチェンジするタイミングとしては、2021年3〜4月が有力だろう。この頃には「12」シリーズの生産も落ち着き、最新の「A14」を「SE3」に回す余裕もできるからだ。奇しくも「iPhone 8 Plus」のボディーを流用した5.5インチディスプレー搭載の「iPhone SE Plus」の発売も、この時期と予想されている。

「SE3」は「SE Plus」と同時発売され、共に5G対応で次期CPUを搭載している可能性が高い。価格もアップルが低価格戦略にかじを切っていることから、「SE3」は現行の「SE」と同じ399ドル(日本での税別価格4万4800円)、「SE Plus」は499ドル(約5万3700円)程度になるだろう。

残念ながら「SE3」は「8」、「SE Plus」は「8 Plus」のボディーを流用していることから、カメラは現行どおり単眼カメラの可能性が高い。カメラ機能にこだわるのであれば、「12」シリーズを選択した方がよさそうだ。

「iPhone SE3」シリーズでは、カメラ機能の大幅なアップデートは期待できない(同社ホームページより)

文:M&A Online編集部

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