スタートアップへの投資チャンス 

デロイト トーマツ ベンチャーサポート(東京都千代田区)は、4月17日から4月22日まで、大企業やベンチャーキャピタルの324社を対象に、新型コロナウイルス感染症が投資などの活動に与える影響を調査した。

その結果、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、50%を超える大企業がスタートアップとの協業を含めたイノベーション(技術革新)活動を3割以上減少させる見込みであることが分かった。

半面、日本のベンチャーキャピタルの約25%、グローバルでも約30%が不況期こそが良質のスタートアップを生み出すと考えており、スタートアップへの投資を増加させる意向であることも判明した。

さらにポストコロナ期には80%を超える企業が、人の価値観の変化やワークスタイルの変化に新規事業機会を見いだしており、デロイト トーマツ ベンチャーサポートでは「顧客のニーズが急速に変化する環境下では、急速にモデルを変革できるスタートアップと共創することが有効」と結論づけている。

こうした状況の中、米国サンフランシスコと東京を拠点にベンチャー投資を行っている米国のスクラムベンチャーズ(サンフランシスコ市)が、ポストコロナで活躍が期待されるヘルスケアに関連するスタートアップ178社を網羅した「ヘルスケアスタートアップレポート」の販売を始めた。

ヘルスケア業界の動向を把握し活用してもらうのが狙いで、米国を中心にDNAを活用した予防、遠隔医療、治療・診療デバイス、創薬、メンタルヘルス、保険、フィットネス関連まで多彩なヘルスケア関連のスタートアップを取り上げた。

同社では「ヘルスケア関連ビジネスの研究事例として、または投資やM&Aなどを含む提携先候補の調査として活用できる」としている。

ポストコロナ社会では飲食店などの日常の世界からM&Aなどのビジネスの世界まで幅広く変化が訪れそうだ。

文:M&A Online編集部