現在、無重力環境下での実験や研究の場としては、国際宇宙ステーション(ISS)というプラットフォームがある。しかし、ISSは老朽化が進み、2030年頃には運用を修了する予定だ。代替のステーションには莫大な投資が必要で、当然ながらそこで実施する研究開発には多額のコストがかかる。
そこで同社では無人の小型人工衛星を、有人の宇宙ステーションに代わる研究開発プラットフォームにすることを目指す...
KAICO(福岡市)は、九大発のバイオベンチャー。同大院農学研究院資源生物科学部門昆虫ゲノム科学研究室の日下部宜宏教授が手がけた蚕のバイオリソース(生物遺伝資源)によるタンパク質の効率的な生産技術をベースとして、2018年4月に設立された。
ベンチャーエンタープライズセンター(VEC、東京都千代田区)がまとめた2021年度(2021年4月~22年3月)の国内ベンチャーキャピタル(VC)による投資金額(速報)は3327億円と前年度を48.3%上回る大幅増となり、2000年度の調査開始以来の最高を記録した。前年度はコロナ禍の影響で2割を超える落ち込みとなっていたが、持ち直しが鮮明になった。
レラテックは神戸大学発の気象観測ベンチャー。立ち上げた小長谷社長は、社会人から神戸大大学院博士課程へ進学。在職中や在学中に得た技術と人脈を活用して、風力発電向けの風況調査に特化したコンサルティング事業を行うため、2020年11月に設立した。