トップ > スタートアップ > 大学発ベンチャー >大学発ベンチャーの「起源」(44) おおいたCELEENA

大学発ベンチャーの「起源」(44) おおいたCELEENA

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
全国的に問題になっている「竹害」の解決を目指す、おおいたCELEENA(写真はイメージ)

「厄介物」の竹を先端産業にも活用

ならば竹を原料とする新素材を生産することで、商業的な伐採を進めて竹林の拡大を抑えようというのが、おおいたCELEENAの狙いだ。まさに社会問題を解決する「ソーシャルビジネス」とも言える。だから、同社に地方自治体から早々にお声がかかったのである。

同社が開発したのは、新素材セルロースナノファイバー(CNF)。竹が原料だけに生分解性があり、セルロース純度が高いためアレルギー性が低くなるという。皮膚や眼、急毒に対する安全性は確認済みで、当面は主に化粧品や塗料の原料として売り込む...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5