第15回キャンパスベンチャーグランプリ(cvg)全国大会(日刊工業新聞社主催、内閣府・経済産業省・文部科学省・日本経済団体連合会・日本商工会議所後援)が2019年2月18日、東京都千代田区の霞山会館で開かれた。

すでに起業している出場者も

全国8ブロック(北海道、東北、東京、中部、大阪、中国、四国、九州)の地方大会を勝ち抜いた高等専門学校、大学、大学院に所属する学生のビジネスコンテストで、精鋭12組が熱いプレゼンテーションを繰り広げた。

すでに起業している出場者もおり、顧客からの反応などを盛り込んだ実践的な事業提案に、会場に詰めかけた参加者も身を乗り出して聴き入っていた。

審査の結果、経済産業大臣賞(ビジネス部門大賞)に北村拓也さん(広島大学大学院)の「Cyship サイバーセキュリティーの体験学習アプリ」が、文部科学大臣賞(テクノロジー部門大賞)に二宮英樹さん(慶応大学大学院)の「医療自然言語処理技術で医療現場や創薬を効率化」が、それぞれ選ばれた。

キャンパスベンチャーグランプリ全国大会の表彰式

各務茂夫審査委員長(東京大学産学協創推進本部イノベーション推進部長・教授)は「今年は全国800件を超える応募があり、掛け値なしの激戦だった。どのビジネスプランも起業に対する強いパッションがある。パッションの語源は『受難』で、困難を乗り越える強い思いを感じた。ユニークな発想も光る。さらに医師のオーバーワークやサイバーセキュリティーなど社会課題に真正面からチャレンジする内容も多い」と講評した。

さらに各務委員長は受賞のポイントとして、「ペイン(ユーザーが困っている点)の明確性」「現場性」「市場性」「事業のストーリー性」の4つをあげた。次回参加者の参考になるだろう。