安井社長の研究者としての専門分野は、細胞膜に存在する細孔を持ったタンパク質の一種である「アクアポリン」。水分子のみを選択的に通過させることができるため、細胞への水の取り込みに関係している。アクアポリンと疾患の関係も明らかになってきた。
安井社長はジョンズホプキンス大時代に、アクアポリンの発見で2003年のノーベル化学賞を受賞したピーター・アグレ博士に師事。日本におけるアクアポリン研究の第一人者だ。イー・ライフの非侵襲生体センシング技術には、同研究の成果が生かされている...
オプティアム・バイオテクノロジーズは、2020年6月30日に創業したばかりの愛媛大学発のバイオ医療ベンチャー。同大学発のベンチャーとしては、初めて医学部に拠点を置く。免疫治療効果の高い抗体を利用し、難治性がんの治療薬開発に取り組む。
revotは2018年7月に創業した筑波大学発ベンチャー。2020年4月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の飛沫感染を防ぐフェースシールド(防護マスク)を製造。同市内の医療機関へ提供したことが話題になった。その本業はドローンだ。
ペプチド研究所(大阪府茨木市)は世界に先駆けてペプチド合成試薬をビジネス化した大学発ベンチャー企業だ。約1000種類の研究用試薬を製造するほか、年間約500種類もの受託合成やペプチド医薬品のGMP(適正製造規範)製造などを手がけている。
起業家の原石を探せ―。学生がビジネスプランを競う第14回キャンパスベンチャーグランプリ東京の最終審査発表会が11月28日都内であった。応募162件・52校の頂点に立ったのは筑波大学・木村友輔さんらのチームで、賞金100万円を獲得した。