こちらもある地方の製造業者の事例。先代から事業を引き継いだその経営者は一心不乱に経営に打ち込み、有力企業として世に知られる存在となった。経営者としての厳しい顔で社内を見渡した時に、後継者として指名すべき人材がいないことに愕然とした。
様々な後継者候補を教育したが納得できず、悩みに悩んで同業者に売却することを決断した。市場評価の高い製品を作り出す独自のノウハウと好業績からM&Aには高い値段がついた...
M&Aには、買収代金のほかに、成功報酬などさまざまな付帯経費がかかります。買収資金にこれらの経費も計算に入れておかなければなりません。
会計事務所を経営するSさんによると、ここ最近、M&Aに関する相談を受ける機会が増えてきたそうです。会計事務所としてどう対応したらよいでしょうか。