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企業戦士のメンタル不調を救済 元生保営業マンがコンサルタントに(中) 

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YSこころのクリニックを紹介する岡田さん

営業コンサルタントの新規事業

長時間労働や職場の人間関係が原因でうつ病を発症する人が多く、労災認定も増加している。企業防衛の観点からもメンタルヘルス対策は最重要課題。岡田基良さんはYSコンサルタントの社長を続けながら、4年前からメンタルヘルスの事業にも取り組んでいる。

「大手航空会社の社長からYSさん、メンタル不調の未然防止研修ができませんか」と相談を受けたのがきっかけ。「メンタルヘルスはお金じゃなく命がかかっている。一個の命をどう守るかという問題はコンサルでやる仕事、領域ではないな」と判断。

YSコンサルタントとは別個のものとして取り組むべきだろうと東京・日本橋にYSメンタルヘルスを設立。企業で働く社員のメンタル不調を防ぐ「未然防止研修」、メンタル強化研修の実施を企業に働きかけている。

「従来のテクニックとスキルの古くさい研修じゃなくて、もっとモチベーションを高めるというか、心の部分、メンタル面を強化してほしいという企業経営者が多い」

YSコンサルタントグループ内にメンタルヘルスの医療法人も抱えていて、医学的な見地から作成した研修カリキュラムを企業に提供している。

メンタルヘルス事業を始めて4年経ったが、ワンストップサービスのストレスチェックは苦戦。厚生労働省が無料のソフト「ストレスチェック実施プログラム」を配布し始めたからだ。「今は未然防止研修に特化している」という。

「企業の一番のニーズは業績アップ。こちらは絶好調です。その研修の中にメンタルヘルスのカリキュラムをプラスアルファすると、経営者に非常に喜ばれます。単なる営業テクニックやスキルだけじゃなく、逆風が吹いても心がポキッと折れない社員、しなやかな心を持ったメンタルに強い営業マンを育ててほしいということですね」

企業にとっては心の健康を維持するためより、業績アップの研修の方がコストをかけやすい。いかなる状況でも臨機応変に対応できる柔軟な精神力が大事なのだ。(次回は2月13日掲載)

文:大宮知信

大宮 知信 (おおみや・とものぶ)

1948年 茨城県生まれ。ジャーナリスト。政治、教育、社会問題など幅広い分野で取材、執筆活動をつづける。主著に『ひとりビジネス』『スキャンダル戦後美術史』(以上、平凡社新書)、『さよなら、東大』(文藝春秋)、『デカセーギ─漂流する日系ブラジル人』『お騒がせ贋作事件簿』(以上、草思社)、『「金の卵」転職流浪記』(ポプラ社)などがある。 


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2019/02/11

YSコンサルタント代表取締役の岡田基良さんは、元生命保険の営業マン。単なる損得勘定ではなく、〝愛と感謝〟をキーワードに、コンサルティングの成果を上げるプログラム「サンタ営業メソッド」を企業に提供する。