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「第三の笑い」で世の中を変える(下)

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笑いのライフコンサルタントの杉本あきほさん

究極の笑いとは笑顔。「笑顔で仕事をすることなんです」と言うのはオフィス共笑(ともえ)代表の杉本あきほさん。落語家を呼んで笑わせる必要はない。自ら笑うことが大事なのだ。笑いのライフコンサルタント杉本さんが第三の笑いを知る前は転職を繰り返し、陰々滅々とした日を過ごしていた。

「朝起きると、顔がどよーんとしてる。これを覚えてからは、余り悩まなくなりました。嫌なことがあっても、アハハハと笑って、オレ大丈夫、オレ大丈夫と」

仏頂面より笑顔の方が人に与える印象は数段よくなる。ユーモアやジョークに頼らず、自分でただ笑うだけといっても、なかなか難しい。杉本さんがコツを教えてくれた。

「思いっきり体全体で、アハハハと声を出して笑うこと。2つ目は面白いことをイメージして笑う。何でこんなことをせなあかんねんと思っちゃいけない。体は笑っているのに、頭と心が逆になってストレスになる。3つ目は、これが大切なんですが、アハハハと笑った後で、自己否定しない。どこがおもろいねんと思わない。自分のことを信じる」

「第三の笑い」をラジオ体操のように

朝仕事を始める前、あるいは会議の前に、ラジオ体操みたいな感じで『第三の笑い』が気軽にできる場所を全国に広めていきたいという。自分で笑うだけなら、いつでもどこでもだれでも、1人でもできる。費用はゼロといいことずくめ。

「子どもを対象にした携帯電話の安全教室とかコミュニケーション問題をテーマに、講演会の副業もやってます。今の仕事は楽しい。サラリーマン時代のストレスはないですね」

どうです、年中苦虫かみつぶしたような顔をしているあなたも、今日から「アハハハ」と声を上げて笑ってみませんか。物事がいい方向へ回り始めるかも知れませんよ。(おわり)

文:大宮知信

大宮 知信 (おおみや・とものぶ)

1948年 茨城県生まれ。ジャーナリスト。政治、教育、社会問題など幅広い分野で取材、執筆活動をつづける。主著に『ひとりビジネス』『スキャンダル戦後美術史』(以上、平凡社新書)、『さよなら、東大』(文藝春秋)、『デカセーギ─漂流する日系ブラジル人』『お騒がせ贋作事件簿』(以上、草思社)、『「金の卵」転職流浪記』(ポプラ社)などがある。 


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2019/02/25

笑いのライフコンサルタント杉本あきほさんは「第三の笑い」を提唱する。第一の笑いは喜びや楽しいことがあったときに自然に生まれる笑い。第二の笑いはギャグやユーモアによる意図的な笑い。第三の笑いは自分がおもしろいと思って笑う、笑いだ。