一口にコンサルタントといっても多様化する消費社会とともに、専門領域は多種多様に細分化されている。農業コンサルタントというと、生産現場での技術指導を思い浮かべるが、大澤信一さん(62)は、米や野菜の作り方を教えているわけではない。
農業関連ビジネスに特化したコンサルティング活動を展開しており、最近、注目しているのは「観光農業」。その土地の新鮮な食材を使った料理で日本人や外国人の旅行者を生産地に呼び込み、地方を活気づけてはどうかという提言を行っている。そのためのフードシステムを構築し、事業者を支援するのが大澤さんの役割だ...
大手運送会社に勤めていた三苫敏明さんは還暦で独立し、顧客の旅行スケジュールに合わせて手荷物の配送サービスを提供している。独立はリストラが後押ししたようなものだった。
「日本をナンバーワンにしたい」。こう事業発足の動機を説明するのはTryfunds社長の丹野裕介さん。日本企業による海外企業M&Aを支援するプラットフォーム「BIZIT M&A」を立ち上げた。
公認会計士の宮井敏臣さんが新しい分野に挑戦して3年が経った。神田という地の利を生かして、「にほんしゅほたる」を日本酒文化の発信拠点にしていきたいという。