食品ロスの問題を解決するのは容易ではない。メーカーはブランドイメージと市場価格を大切にする。消費期限が迫ったものや缶がへこんだものなど、わけあり商品を出せといわれても、躊躇する。いったん崩れたブランドイメージを回復させるのは難しいからだ。
価格を安くして、販売価格から寄付をする仕組みを作れば、消費者は喜んで買うのではないか。この考えをメーカーにぶつけたところ「そういう方法があるんだったら乗るよ」との返事が返ってきた...
まだ食べられるのにゴミとして捨てられる食品ロスは、年間500万トン~800万トン。これは飽食日本の恥部。そこで、この問題の解決に立ち上がったのが、グラウクス社長の関藤竜也さんだ。
婦人靴のマーケットは紳士靴の1.5倍といわれている。キビラ社長の福谷智之さんは今後、力を付けていけば「メンズを対象にした靴屋をやってもいいかなと思っている」と構想を巡らす。
黒船亭社長の須賀光一さんは建設会社からアパレル業界へ、さらに飲食店経営という三段跳び人生の感想について「お前には無理と言われたけど、新しいことにチャレンジするのは楽しいですよ」とほほ笑む。黒船は今後も平穏な航海が続くかのか、創業者としては今が勝負の時かも知れない。
東京・両国の革小物製造会社 東屋は東京駅の開業と同じ、1914 年(大正3 年)の創業。その6 代目社長の木戸麻貴さん(44)は、近代的なビジネスの世界から伝統産業へと転身した元OL。「ミスすみだ」に選ばれたこともある江戸っ子美人だ。