-本書では東電を連想させる「首都電力」に対し、主人公の鷲津政彦(ハゲタカ)が買収を仕掛け、政官財との迫真の攻防が続きます。
本来、電力事業ほど儲かるビジネスはない。電力の安定供給と引き換えに地域独占という特別待遇を与えられ、絶対に損をしない収益構造を持つからだ。一種の国策会社だけに、平時であれば、電力会社の買収は難攻不落といえるが、有事のあの時なら可能だと思った。
日本には電力会社が北海道から沖縄まで全国に10社ある...
東芝が紆余曲折の果てに半導体子会社を売却して3カ月が過ぎた。「虎の子」と呼ばれた東芝メモリを売却せざるを得なくなったのが、原子力事業を手がけていた子会社の米ウェスチングハウスの経営破綻に伴う巨額の損失だった。その会計処理には問題が多かった。
学生レポーターの山口萌さんが、液体窒素やアルゴンガスなどの産業ガスを中心に医療や食品、ケミカルなど多方面の事業を手がけるエア・ウォーター執行役員社長室経営企画部長の北川裕二さんにM&Aの方針などについて話を聞きました。
中小企業の事業承継やM&Aを支援する株式会社日本経営承継支援。代表の笹川敏幸さんに、独立系のM&A仲介会社を経て起業した経緯、最近の中小企業にとってのM&Aの動向などについて聞いた。
2018年度から株式対価M&Aに関する株式譲渡益への課税が繰り延べされる。これによって自社株を対価とした事業再編や、大型のM&Aが容易になると期待されている。M&Aの研究に取り組んでいる中京大学の矢部謙介教授に新制度の効果について聞いた。