【著者登場】真山仁さん ハゲタカシリーズ最新作『シンドローム』を語る

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電力ほど儲かる事業はない

-本書では東電を連想させる「首都電力」に対し、主人公の鷲津政彦(ハゲタカ)が買収を仕掛け、政官財との迫真の攻防が続きます。

本来、電力事業ほど儲かるビジネスはない。電力の安定供給と引き換えに地域独占という特別待遇を与えられ、絶対に損をしない収益構造を持つからだ。一種の国策会社だけに、平時であれば、電力会社の買収は難攻不落といえるが、有事のあの時なら可能だと思った。

日本には電力会社が北海道から沖縄まで全国に10社ある...

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