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なぜ1000店展開の「さくら薬局」が破綻に追い込まれたのか?

※この記事は公開から1年以上経っています。
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のしかかる借入金返済、続く誤算

最近では買収した薬局の調剤報酬債権を担保に融資を受け、新たな薬局の買収資金を賄っていたという。同債権は社会保険や国民健康保険などから受け取る薬局の売掛金で、通常は調剤月の翌々月の20日以降に入金される。

その債権を手数料と引き換えに早目に現金化するわけで、一般企業では約束手形の割引に近い。本来、調剤報酬債権は、調剤薬局の薬剤仕入れや従業員の給与、店舗の家賃や光熱費などに充(あ)てるべきだ。それを企業買収に流用するのだから、債権を持って行かれた薬局は資金繰りに窮することになる...

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