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M&Aの相続対策、円滑な資産継承に「リレープラン」がおすすめ

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リレープランとは、契約者が亡くなった後も配偶者や子供が引き継ぐことができ契約者が受け取っていた年金などを配偶者や子供が受け取ることができる仕組みのことをいう。このリレープランを利用することによって、M&Aで入金になったお金をスムーズに家族に承継することができることを皆さんはご存知だろうか?

そこで、今回はリレープランについて詳しく説明をする。わかりやすく説明するので是非参考にしてほしい。

リレープランを利用することができる代表的な2つの商品

リレープランを利用するには、主に2つの金融商品のどちらかを利用する必要がある。
・個人年金保険
・家族リレー信託

それぞれの特徴についてわかりやすく説明する。

個人年金保険
個人年金保険では、契約形態を以下のような形にするとリレープランを活用することができる。

契約者=夫/ 被保険者=妻 / 年金受取人=夫 / 後継年金受取人=妻 / 年金種類=終身年金

すこし複雑な契約形態ではあるが、夫に万が一のことがあった時に妻が毎月一定金額を受け取ることができるメリットは大きいだろう。ただし、個人年金保険の中には、後継年金受取人を指定することができないものもあるので注意が必要だ。

家族リレー信託
家族リレー信託とは、金銭信託の一種で、元本の保証がある商品が一般的だ。

家族リレー信託には主に3つ特徴がある。
・家族リレー信託は、コースを選ぶことができる
・契約者に万が一のことがあった時も契約した銀行がしっかり管理してくれる
・元本保証

家族リレー信託は、コースを選ぶことができる
家族リレー信託は、一般的に商品性を3つのコースから選ぶことができる。
1. 本人が生きている間は、毎月年金形式で受け取る+本人に万が一のことがあった時は、あらかじめ指定した受取人は、 毎月年金形式で受け取る

2. 本人が生きている間は、毎月年金形式で受け取る+本人に万が一のことがあった時は、あらかじめ指定した受取人は、 残額の一部を一括で受け取り、残りを年金形式で受け取る

3. 本人が生きている間の受取はなし+本人に万が一のことがあった時は、あらかじめ指定した受取人は、残額の一部を一括で受け取り、残りを年金形式で受け取る

自分に合った商品を選ぶことができることは、家族リレー信託の大きなメリットといえるだろう。

契約者に万が一のことがあった時も契約した銀行がしっかり管理してくれる
契約者に万が一のことがあっても契約した銀行がしっかり管理をしてくれるので安心だ。受取人に指定した人が、家族リレー信託の契約について知らなくても銀行は契約内容についてしっかり把握しているので受取人に指定された人に遅滞なく連絡しスムーズに家族リレー信託を引き継ぐことができるのだ。

元本保証
金利は低いが、途中で解約しても家族リレー信託の場合、元本保証であることは、 家族リレー信託の大きなメリットであるといえるだろう。

リレープランのメリットは2つ

リレープランには様々なメリットがあるが、代表的なリレープランのメリットを2つ紹介する。
・自分でも使うことができ、残された家族にもしっかりお金を渡すことができる
・一生涯安定収入を確保できる

自分でも使うことができ残された家族にもしっかりお金を渡すことができる
リレープランは、一般的に契約者である本人に万が一のことがあると、残された家族に分割してお金が渡るようになる。一般的な生命保険のように一括でお金を残すことにならないこともリレープランの大きなメリットだ。

一括で大きなお金が入ってしまうと、残された家族の中には、今後のライフプランをうまく組み立てることができない人もいるだろう。しかし分割でお金が入ってくる形式であればライフプランの組み立てがうまくいかなくても無駄遣いを防ぐことができるからだ。

一生涯安定収入を確保できる
リレープランは、契約者本人はもちろんだが、残された家族が亡くなるまで一生涯収入が入ってくることになる。本人はもちろん家族も一生涯収入を確保できることはリレープランの大きなメリットといえるだろう。

リレープランのデメリットは3つ

さまざまなメリットがあるリレープランではあるが、当然デメリットもある。
・金利・利率が低い
・一括で受け取るとマイナスになる
・終身保険の受取額は確定年金よりもすくない

金利・利率が低い
リレープランで利用する個人年金保険や家族リレー信託の金利は、 マイナス金利の影響で現在非常に低くなってしまっている。今後金利が上昇する可能性はあるかも知れないが、今契約する人にとっては厳しい内容になってしまうだろう。

一括で受け取るとマイナスになる
家族リレー信託の場合は、 一括で受け取ってもマイナスになることはないが、個人年金保険の場合は、残金を一括で受け取ってしまうとマイナスになってしまう商品がほとんど。リレープランを使う主な目的は、安定的に資産を継承することにあるので元本割れをおこしてしまうことはリレープランの大きなデメリットといわざるをえないだろう。

終身保険の受取額は確定年金よりも少ない
終身保険の一回の受取額は、 確定年金よりも少なくなることが一般的。終身保険は一生涯年金を受け取ることができることがメリットだが一回あたりに受け取れる金額が少ないことは終身保険の大きなデメリットといえるだろう。

まとめ

リレープランには、デメリットもあるがスムーズに資産継承できるという大きなメリットがある仕組みだ。また分割でお金を受け取ることになるので遺された家族が無駄使いしてしまう心配もなくなるだろう。

相続対策の一環としてリレープランを是非検討してみてはいかがだろうか。

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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