M&Aとひと言で言っても、大企業や上場企業が行うM&Aと、中小企業M&Aは全くの別物であると考えておいた方が良いと思います。本項の連載のまとめとして、中小企業M&Aにおける問題点の特徴について記しておきたいと思います。
中小企業M&Aの大半は後継者が不在の「事業承継型M&A」と呼ばれるものです。よって敵対的な買収などそもそもあり得ません...
前回に引き続き、これからM&Aや事業承継を商いとしたいと思っている方や実はまだあまりディールにタッチしたことがない方によくあるミス、トラブルについて書いてみたい。今回は「一物一価の原則」「名義株問題」「株式の民事信託」を取り上げる。
女性にしかできないポジションというのがある。その一つが旅館、料亭、お茶屋などの「女将」。女将の後継者である「若女将」については、後を継ぐ女性の子がいない時は養子を迎えることもよくある。今回はしの失敗事例を紹介する。
昨年12月、全国銀行協会と日本商工会議所は、経営者が代替わりした後でも金融機関が新旧の経営者に融資債務に対する個人保証「二重取り」を原則禁じる指針を発表した。二重取りは後継者の円滑な事業承継を妨げるとして、政府も見直しを求めている。