「いきなりステーキ」が黒字化を達成、不採算店の退店が奏功

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いきなりステーキ アピタテラス横浜綱島店

赤字体質から脱却したものの客数は十分と言えず

いきなりステーキの目下の課題は集客です。

■いきなりステーキ既存店の対計画比月次売上

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
103.2% 106.6% 114.1% 91.4% 74.2% 71.2% 72.9% 66.2% 62.0%

※「取り組み施策の進捗状況」より筆者作成

3月までは既存店の売上高が計画を100%上回っていましたが、5月に急降下して大幅に下回っています。背景には新型コロナウイルスの感染再拡大と4度目の緊急事態宣言があったためと考えられます。計画時はそこまで状況が悪くなることを見越していなかったのでしょう。

10月に入って緊急事態宣言が終わり、感染者数も激減しました。不採算店の退店が終わった後の業績回復には、集客が欠かせない条件となります。

※「トッピングステーキ」と「ビーフシチューハンバーグ」(画像は中期経営計画の進捗より)

そのためペッパーフードサービスは、これまでにない取り組みを実施しています。その1つが立地特性を分析して、エリアに合わせた商品開発です。様々な部位を楽しめるよう、ステーキを小口に分けたトッピングステーキやビーフシチューハンバーグなどを一部店舗で導入しました。6月からは事前決済で待ち時間なく食事ができるモバイルオーダーも導入しています。

リモートワークが解除され、オフィスに戻る人の姿が目立つようになりました。いきなりステーキのランチ需要も活発になるものと予想されます。

株価は2020年1月の1,000円台から1年後の2021年1月13日に240円まで下落しました。しかし、11月24日には435円まで回復しています。これまでにない難局を乗り切ったペッパーフードサービス。再び高収益企業に返り咲くことができるのか。注目が集まっています。

麦とホップ@ビールを飲む理由

麦とホップ @ビールを飲む理由

しがないサラリーマンが30代で飲食店オーナーを目指しながら、日々精進するためのブログ「ビールを飲む理由」を書いています。サービス、飲食、フード、不動産にまつわる情報を書き込んでいます。飲食店、宿泊施設、民泊、結婚式場の経営者やオーナー、それを目指す人、サービス業に従事している人、就職を考えている人に有益な情報を届けるためのブログです。やがて、そうした人たちの交流の場になれば最高です。

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