新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な拡大が続いている。中国で流行が始まり、韓国、日本と感染が拡大したのに続き、欧米にも飛び火して猛威をふるっている。世界保健機関(WHO)によると日本は感染者数こそ814人と世界17位で、オーストラリア(959人)やデンマーク(898人)よりも少ない。

日本のコロナ致死率は韓国の3倍以上

ところが致死率は2.95%と、イタリア(7.31%)、イラン(5.69%)、中国(3.97%)、スペイン(3.71%)に次ぐ5位に跳ね上がる。上位4カ国は経済的な問題や医療費削減政策などで感染症対応が不十分な国だが、日本の医療レベルは国際的にみても高い。にもかかわらず、お隣りの韓国に比べると感染者数は10分の1以下なのに、致死率は3.2倍を超える。

世界のCOVID-19致死率

国 名感染者数死亡者数致死率
1イタリア2474718097.31%
2イラン149918535.69%
3中国(本土)8107732183.97%
4スペイン77532883.71%
5日本814242.95%
6英国1395352.51%
7米国1678412.44%
8フランス53801272.36%
9韓国8236750.91%
10スイス2200130.59%
11ドイツ4838120.25%

(WHO:中央ヨーロッパ時間3月16日16時時点)

なぜ、日本の致死率は高いのか。実は日本の感染者数と致死者数にはクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員・乗客が含まれていない。こちらの感染者数は672人と多いが、死亡者数は7人。致死率は1.04%と韓国をわずかに上回るものの、ドイツやスイスを除く英米仏など欧米主要国の半分以下だ。

ダイヤモンド・プリンセスの感染者は、全員が日本の医療機関で治療を受けている。つまり、国内医療機関での感染症治療レベルは問題ないということだ。では、なぜそれ以外の国内感染者の致死率が高いのか?

国 名感染者数死亡者数致死率
日本(ダイヤモンド・プリンセスのみ)67271.04%

(厚生労働省:日本時間3月15日18時時点)