国内在来線最速の高速ローカル線が誕生した、実は「残念な理由」

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高品位なのに高速化は想定していなかった鉄建公団

北海道白糠郡白糠町の白糠駅から同町の北進駅までの33.1 kmを結んでいた白糠(しらぬか)線のように、路線延伸したものの国鉄が2年間も引き取りを拒んだAB線すらあった。結局、白糠線は北海道出身の運輸大臣が介入して1972年にようやく延伸開業したが、わずか11年後の1983年には特定地方交通線廃止第1号として全線が廃止されている。

そもそも鉄建公団が高いカネをかけて高品位路線を建設した理由も、鉄道輸送の高速化ではなかった...

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