自分の足に合わない靴で健康を害する女性が少なくない。そんな女性の悩みに応えようと、オーダーメイドシューズの専門店を始めたのが、キビラ(東京・日本橋)社長の福谷智之さん(50)。自分流カスタマイズのトレンドは足下の靴にまで及んでいる。
「若い頃は私が靴屋をやるなんて、まったく想像もしてなかった」
関西の大学を卒業後、母校でアメフトの監督かコーチにでもなろうと思ったが、「抜群に給料が高かった」野村證券に入社。資産運用の営業で能力を発揮...
小池精米店 店主の小池理雄さんはお米を売ったことがない。それどころか営業の経験もゼロ。名刺の渡し方からお辞儀の仕方まで学び、飲食店の飛び込み営業から始めた。
父が経営していた燃料卸問屋は経営が順調だったからこそ、有利な条件で売却することができた。売却時は何の展望もなかったが、幸い働いていた時の蓄えがあり、生活には困らなかった。