還暦になったのを機に、電気自動車の開発を始めた人がいる。神奈川・川崎のベンチャー起業家・松波登さん(69)だ。
親の代から続くガス警報器の会社「東科精機」の経営者であり、自ら起業した「日本ヴューテック」に続いて、EV車の開発を進めるベンチャー企業「日本エレクトライク」を10年前に設立した。定年を迎える年齢だったが、大手自動車会社が開発にしのぎを削る分野に、中小企業が取り組むこと自体驚きだ...
横尾靖さん(61)は、襖(ふすま)や掛け軸、屏風などを扱う表具店「マスミ東京」の社長。NECでエリート街道を歩んでいたにもかかわらず、思い切って伝統産業に飛び込んだ。