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創業100年の建材会社をM&Aで売却し、映画監督に転身(上)

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創業100年の会社を売却し、映画監督になった三上康雄さん(右)

家業の建材会社をM&Aで売却

映画監督の三上康雄さん(59)はちょっと変わった人だ。東大阪市で建材会社を営んでいた元社長だが、若い頃からの映画好きが高じて、人生の折り返し点を過ぎた7年前に創業100年の会社を売却し、映画監督になってしまった。

学生の頃から仲間を集めてアクション映画や時代劇などの自主映画を作っていた。大学卒業と同時に、映画のグループも解散。映画を続けるべきか家業を継ぐべきか悩んだ末に「家業を継ぐのが天命」と思い、ミカミ工業に入社した...

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