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伝説のラガーマン 松尾雄治さんの引退後の人生は? (上)

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還暦を機に新たな事業

    「伝説のラガーマン」といえばこの人、数々の偉業を成し遂げたことで知られる松尾雄治さん(63)だ。お会いする前は少し緊張していたが、気さくな人だった。

「ラグビーは15人でやるスポーツ。松尾1人が何かしたわけじゃない。みんなで築き上げてきたものに対

会員制のバー「リビング」でほほ笑む松尾さん(右)

して、自分だけが特別だみたいに偉そうにすること自体いやだね」

 元ラグビー選手だった父親の影響もあり、小学校時代からラグビーを始め、目黒高校から明治大学へ。低迷していた明大ラグビー部を悲願の初優勝に導いたことはあまりにも有名だ。卒業後は新日本製鐵釜石に入社し、ラグビー部(現・釜石シーウエイブス)で活躍。日本選手権7連覇という不滅の記録達成後の1985年、選手生活にピリオドを打った。

 「8年でね、係長になったんですよ。最初は運輸課に配属され、それから教育の方に移り、最後は人事部。朝から晩まで仕事をした後、夜遅くまでラグビーの練習をしてました」

 2004年に成城大学ラグビー部の監督に就任。12年に監督を辞めてからはラグビー界初のスポーツキャスターになり、ラグビー解説者、タレント活動などテレビで八面六臂の活躍はご存じの通り。ビートたけしさん率いるオフィス北野所属のタレントでもある。

 数年前父親と母親を相次いで亡くし、自身も60歳の還暦を迎え、第二の人生をどう生きるべきかという課題に直面。いろいろ悩んだ末に、「友達や仲間がみんな集まって楽しく語り合える場を作ろう」と東京・西麻布に会員制バー「リビング」を開業した。(次回に続く)

続きはこちら・・・伝説のラガーマン 松尾雄治さんの引退後の人生は?(中)

文:大宮知信

大宮 知信 (おおみや・とものぶ)

1948年 茨城県生まれ。ジャーナリスト。政治、教育、社会問題など幅広い分野で取材、執筆活動をつづける。主著に『ひとりビジネス』『スキャンダル戦後美術史』(以上、平凡社新書)、『さよなら、東大』(文藝春秋)、『デカセーギ─漂流する日系ブラジル人』『お騒がせ贋作事件簿』(以上、草思社)、『「金の卵」転職流浪記』(ポプラ社)などがある。 


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