「数年以内の株式公開を目指しており、上場による取得資金はM&Aに投入する」と宣言するのは飲食店の設計や施工などを手がけるVIDA Corporation (東京都港区)の杉本大(41)社長。2018年9月期の売上高は約50億円。決算期を変更したため、比較は難しいが、同じ期間だと「ここ2年は売上高が年間10億円ずつ増えている」という。

「うめる」「つくる」「まもる」で一気通貫

 その好調さを支えているのが、ビルなどの空きスペースを「うめる=店舗開発、仲介」「つくる=企画・設計・施工」「まもる=保守・管理・点検」の一気通貫ビジネススタイル。空きスペースを飲食店な

     一気通貫の流れ

どに紹介し出店を手助けし、店舗の設計や施工を受注し、メンテンスまで請け負うという流れ。メンテナンス業務の中で、閉店などの情報があると、他の飲食店に紹介することで、「うめる」「つくる」「まもる」を回し続ける。

チェコ、ロシアにも進出

 国内だけでなく海外でもこの手法で進出しており、今年はこれでの中国、ベトナム、米国に加え、チェコとロシアでも、飲食店の出店をサポートする。さらに現在は売却を希望している飲食店に売却先を紹介したり、中国の飲食店を日本企業が買収する際のサポートを行うなどの事業も進行中。上場時の取得資金はこうした事業を国内外で積極的に推進するために設計、施工、保守などの分野の企業買収に投入する計画だ。