家業の燃料卸問屋を譲渡し彫刻家に転身 薬師寺一彦さん(中)
父が経営していた燃料卸問屋は経営が順調だったからこそ、有利な条件で売却することができた。売却時は何の展望もなかったが、幸い働いていた時の蓄えがあり、生活には困らなかった。
大宮 知信
| 2018/2/6
2018.02.06
前職の会社勤め、社長業の経験が役に立っている。アーティストとして作品を創るだけではなく行動力、企業にコラボを持ちかけるなどの交渉力もある。
ネイティブアメリカン・ホピ族でジュエリーアーティストでもある友人との出会いがきっかけで、数年前から小さな作品にも取り組むようになった。東北大震災発生後、大きなオブジェはコレクターに避けられるようになったことや、薬師寺さん自身大病をしたこともあり、大きな作品の制作が難しくなったためシルバーやサファイヤなどの素材を使ったブレスレットやペンダント、ピアス、指輪などのジュエリー彫刻の作品を積極的に制作している...
父が経営していた燃料卸問屋は経営が順調だったからこそ、有利な条件で売却することができた。売却時は何の展望もなかったが、幸い働いていた時の蓄えがあり、生活には困らなかった。