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家業の燃料卸問屋を譲渡し彫刻家に転身 薬師寺一彦さん(中)

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 当時、大阪・堺は急速に都市ガスが普及し始めていた。会社はそれなりの規模だったが、将来燃料卸問屋の商売が先細りになることは目に見えていた。「7人いた社員さんもいままでと同じ条件で働けるようにして、小売りと卸の権利を譲渡しました。けっこう年配の社員もいたので、売却してから10年以内にみなさん定年退職しました」

順調だったからこそ売却は有利に

 経営は順調だったからこそ有利な条件で売却することができた。「早く決断したことは良かったと思います。何の展望もなかったんですが、幸い働いていた時の蓄えがあり、生活には困りませんでした」。

作品ととともに写真に納まる彫刻家の薬師寺一彦さん

 1996年から海に棲む鯨やイルカなどの哺乳類や水をテーマに、アクリルやガラスを使った彫刻の創作を開始。独自の技法で彫刻物をアクリルの中に閉じ込め、あたかも鯨や熊が霧の中に浮かんでいるような淡い表現が特徴で、じっと見つめていると不思議な感動を覚える。沖縄の美ら水族館の尾びれを失ったイルカ「フジ」のため、タイヤメーカーのブリヂストンと共同で人工尾びれを制作するプロジェクトにも携わった。

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家業の燃料卸問屋を譲渡し彫刻家に転身 薬師寺一彦さん(下)

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薬師寺一彦さんは会社勤めや社長業の経験が役に立っている。アーティストとして作品を創るだけではなく行動力、企業にコラボを持ちかけるなどの交渉力がある。


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