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江別「ËBRI(エブリ)」、自治体による廃工場の復活|産業遺産のM&A

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煉瓦のまち・江別にある「ËBRI」は、廃業した煉瓦工場を再生した商業施設

煉瓦のまち・野幌のシンボル的存在に

いったんは肥田製陶における煉瓦造りの火は消えたかに見えた。だが、1952〜1953年にかけて肥田製陶では工場再建を進めた。その工場が、現在も函館本線「野幌」駅に近くの沿線に見られる煉瓦工場建物である。工場建物面積は1291㎡。北の大地にスッと伸びる屋外煙突は、野幌、江別のシンボル・タワーのようだったといわれる。

肥田製陶の野幌工場はこの時期、建築資材置き場、倉庫として利用され、生産を休止していたが、1953年頃には工場の再操業を果たした...

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