いったんは肥田製陶における煉瓦造りの火は消えたかに見えた。だが、1952〜1953年にかけて肥田製陶では工場再建を進めた。その工場が、現在も函館本線「野幌」駅に近くの沿線に見られる煉瓦工場建物である。工場建物面積は1291㎡。北の大地にスッと伸びる屋外煙突は、野幌、江別のシンボル・タワーのようだったといわれる。
肥田製陶の野幌工場はこの時期、建築資材置き場、倉庫として利用され、生産を休止していたが、1953年頃には工場の再操業を果たした...
2013年に東証と経営統合した大阪証券取引所(現大阪取引所)。世界で初めての先物取引所とされ、往時は先物を中心に東証を凌ぐ取引も行われていた。正面には渋沢栄一と並び称される五代友厚の立像が建つ。