その答えは、結局のところサンタンゲル以外にはわからない。だから推察するしかない。これを考えるにあたり、やはり最も重要なのは、彼の宗教3世(新キリスト教徒3世)としての出自だ。
以前のコラムでも述べたように、サンタンゲルは祖父の代にユダヤ教からキリスト教に改宗した、新キリスト教徒3世だ。彼の祖父、アザリアル・キニーロはキリスト教徒から追放や処刑を突き付けられ、強制改宗させられたのだろうか。それともナザレのイエスがキリストであるというストーリーを受け入れて、自発的に改宗したのか...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。