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一神教と疫病とコーポレートファイナンスⅨ│間違いだらけのコーポレートガバナンス(28)

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ユダヤ教からの改宗3世がコロンブスの大航海を実現させる(写真はユダヤ教の会堂・シナゴーグ)

サンタンゲル、なぜそこまで頑張る?

コロンブスがかき集めた25万マラベディ。そして、サンタンゲルが市民警察組織の「特別会計埋蔵金」から捻出した140万マラベディ。それでもまだ35万マラベディ(約1.75億円)足りない。サンタンゲルはこれを自らの個人財産で補ったようだ。いわばエンジェル投資だ。順番としては、サンタンゲルが最初にコミットしたのだろう。

フェルディナンド王の寵愛を受け、王国の財政の重要ポストを担っていた大物財務官僚のサンタンゲル。それほどの人物が自らの財産でコミットしたからこそ、コロンブスの航海の信用力が上がったのだ...

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