モバイルゲーム「白猫プロジェクト」や「魔法使いと黒猫のウィズ」のヒットで知られるコロプラ<3668>が、新作「最果てのバベル」で850万円を不正に課金し、セールスランキングでの本タイトルを意図的に押し上げていました。

今回の不祥事により、取締役COOの森先一哲氏は取締役会を辞任。不正に関与した従業員2名は懲戒処分となっています。さらに、代表取締役社長・馬場巧淳氏は月額報酬10%の減俸処分となりました。

不正の背景には何が隠されており、どのように行われたのでしょうか?

スマートフォン149台を使用した巧妙な手口

RPG
本格的なRPGゲームとして豪華な制作チームを結成(画像はプレスリリース)

コロプラが13日に公表した第三者委員会の調査報告書によると、今回の不正は極めて単純な形で行われています。

最新作「最果てのバベル」をヒットさせるため、意図的に850万円の課金を行い、セールスランキングのゲームアプリ部門で不正に上位を獲得。ユーザーの注目を集めてアプリのダウンロードにつなげようと画策したものです。

今回の不正には、マーケティング本部長のA氏と企画チームリーダーのB氏が深く関与をしていました。コロプラからの依頼を受けて実行したのは、プロモーションなどを行うD社です。

A氏の指示のもと、B氏はD社に「最果てのバベル特別プラン」という題名で、不正課金を行うよう発注をかけました。合計金額は1080万円です。D社は1000万円の8%、80万円を手数料として計上し、残りを課金費用に充てました。

依頼内容には以下のような内容が含まれていました。

  • ・9,800円の最高額アイテムパックだけを購入すると不自然なことから、複数種のアイテムパックを購入すること
  • ・スマートフォン端末1台につき1つのIDを使用すること
  • ・課金の証拠となるものを提出すること