ICOの会計処理
仮想通貨による資金調達方法、ICO(Initial Coin Offering)を紹介。会計処理上でのICOの考え方、ICOを行ったメタップスの会計処理の事例も交えながら考察します。
業務改善と似た言葉で、業務改革という言葉があります。業務改善は自動車で言えばいわばマイナーチェンジで、現行業務の基本的な流れは維持しつつ、一部をよりよく変えること、例えばエクセルの資料を簡素化したり、不要な作業を削減するのに対して、業務改革はフルモデルチェンジであり、ゼロベースで一からプロセスを再構築することで、例えばエクセルの資料を一から作り直す、システムを導入する、アウトソース化、ロボットの導入、等です。
業務改善ですと、抜本的な解決策にはならないので改善効果は自ずと限界があり、数%から多くても1,2割程度の改善に留まるのに対し、業務改革では、業務量を半減、あるいは成果を2倍にするような、ドラスティックな成果を求めます。業務改革を成功させるためには、最初に全体の設計図、グランドデザインを如何に描けるかが特に重要となります。
最近話題になっているように、労働人口減少に対応するため、これらかのトレンドとしては、ITのクラウド化による低価格化、AIを搭載したロボットの進化により、これらを活用した業務の効率化が進むと考えられます。但し気を付けなければならないのは、現状はまだ任せらるのはコピペのような単純作業で、ルールが完全に決まっている業務には向いていて、むしろ人がやるよりも速くて正確ですが、複雑で高度な作業(経理で言えば決算上の見積り計上が必要な業務等)は引き続き人が行う必要があると思います。またロボットの設定やメンテナンス、最終的なチェック業務と言ったものは人が行うことになるので、作業が減る一方ではなく、増える作業も出てきます。
また最近は経理人材の不足している中で、財務経理業務の一部、あるいは財務経理業務そのものをアウトソースすると言ったことも増えてきているようです。
アウトソース先が信頼できる先であれば、退職者が出たらそれを補充して教育すると言った、採用コストと教育コストが不要になることから、結果的に内製化よりもコストパフォーマンスが高いこともあり得ます。
ゴールとして何を目指すのかにより、とりあえずマイナーチェンジで行くのか、一時的に時間とコストをかけてでもフルモデルチェンジを行うのか、国の働き方改革の方向性は読めませんが、皆様の会社では確実に働き方改革を実践できるよう、検討されては如何かと思います。
ビズサプリグループでは、会計士の他、事業会社での経験豊富なコンサルタントによる業務改善支援、システム導入支援、財務経理業務のアウトソースも行っておりますので、ご興味ありましたらご相談頂ければと思います。
http://www.biz-suppli.com/
本日も【ビズサプリ通信】をお読みいただき、ありがとうございました。
文:花房 幸範(株式会社ビズサプリ パートナー 公認会計士)
株式会社ビズサプリ メルマガバックナンバー(vol.071 2018.3.28)より転載
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