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【サノヤスHD】祖業の造船を捨て「背水の陣」で臨むM&A戦略

※この記事は公開から1年以上経っています。
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サノヤスの針路、いまだ「波高し」

とはいえ、厳しい状況は続く。サノヤス造船の借入金は帳消しになったとはいえ、譲渡価額はわずか100万円。しかも、駐車場向け装置といった陸上事業も赤字だ。産業機械を中心とする残存事業でも「選択と集中」が迫られるだろう。

これからも不採算子会社の売却や新たな成長の芽となる新規買収などの案件が出てくるに違いない。祖業から決別し、「陸(おか)に上がった」サノヤスのM&Aから目が離せない...

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