カーシェア好調、東海道・山陽新幹線駅前設置率は100%

パーク24の足元の業績はすこぶる好調だ。2018年10月期業績予想は売上高2900億円(24.5%増)、営業利益225億円(9.7%増)。売上高は前期も約20%伸びており、この2年で一挙に1000億円増えることになる。国内駐車場事業、レンタカー・カーシェアを中心とするモビリティー事業が順調に推移しているのに加え、M&Aでグループ入りした海外駐車場事業が今期はフルに寄与する。

部門売上高は国内駐車場が1571億円(5.9%増)、モビリティー682億円(11.7%増)、海外駐車場644億円(2.7倍)を見込んでいる。モビリティーのうち、カーシェアは21.1%増の280億円で、成長性からすれば、レンタカーを逆転するのは時間の問題だ。

「タイムズカープラス」と名づけたカーシェアの仕組みは次のとおり。会員登録することで、15分単位から24時間いつでも全国約1万600カ所にあるステーションでクルマを利用できる。会員カードをクルマにかざせばドアが開く。給油が必要な場合は車内に置いている給油カードで行う。出発したステーションにクルマを戻し、会員カードでドアを施錠する。支払いはクレジットカードでまとめてという流れ。

会員数は7月初めに100万人の大台に乗せた。車両も今期(10月)中に2万3000台に増やす計画。会員数はオリックス自動車を3倍以上引き離しているとされる。2009年にマツダレンタカーからカーシェア事業を引き継いだ際、車両45台、ステーション17カ所、会員860人だったことからすれば、隔世の感がある。カーシェアが交通インフラとして日常生活に根づいた表れといえよう。

平日の稼働率を高めるために、力を注いできたのが法人会員拡大だ。4、5年前までは個所数や台数が少なく、移動先などビジネスで使えるのかといった声があったが、「現在、東海道・山陽新幹線の駅前設置率は100%。全国の新幹線ベースだと62%」(西川社長)と胸を張る。

カーシェアリング用のクルマが待機する(東京都三鷹市内の「タイムズ駐車場」内)