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M1より早くアップルが開発した「PowerPC 」の意外な運命

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米アップルが開発した独自CPU「Apple Silicon」。その初めてのモデルとなる「M1」を搭載した新「Macシリーズ」が投入された。「業界標準」の米インテル製CPUを搭載する従来型の「インテルMac」を大幅に上回る処理能力と省電力性が話題になっている。実はアップルが独自CPUを採用するのは2回目だ。

「モトローラ系」だった最初の独自CPU

最初の独自CPUは1994年発売の「Power Macintosh(パワーマッキントッシュ)6100」に初搭載された「PowerPC」シリーズだ。PowerPCはアップルコンピュータ、米IBM、米モトローラの、いわゆる「AIM連合」が共同開発したマイクロプロセッサー。

「Power Macintosh 6100」に搭載されたIBM製「PowerPC 601」(Photo by Dirk Oppelt)

当時のCPUは「Gシリーズ」で、アップル向けに「G1」から「G5」までが開発・生産されている。「M1」は脱インテルのために開発されたが、「G1」以前のアップルはインテルではなく、モトローラのCPUを利用していた。

CPUとなるマイクロプロセッサーには、インテル系とモトローラ系の流れがある。インテル系はインテルと日本のビジコンが1971年に共同開発した電卓制御用の「Intel 4004」が源流。スタンドアローン(単独利用)の機械制御向けのCPUだった。

一方、モトローラ系は1974年に同社が開発した「MC6800」が源流だ。設計思想は当時のミニコンピューター(汎用機より小さいという意味で、本体サイズは家庭用冷蔵庫並みだった)向けプロセッサーの影響を受けており、大容量のデータ処理に強かった。

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