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早稲田大学大学院経営管理研究科 鈴木一功教授に聞く MAOガールインタビュー(2)

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鈴木一功 早稲田大学大学院経営管理研究科教授

M&Aにかかわるなら覚悟が必要

-これからM&Aにかかわろうとする学生に一言アドバイスをお願いします。

私は銀行に勤めていた時に実際にM&Aにかかわる仕事をやっていたので、やりがいのある仕事であることは間違いないと言える。経営が行き詰まったとか、業績を伸ばしたいなどM&Aには理由がある。そういう企業のビジョンをかなえてあげるお手伝いをするのはやりがいがあるし、うまくいくとすごく楽しい。

ただ知識と知識のぶつかり合いみたいなところがあり、相手と交渉するにあたってどちらがより賢いかという勝負になるケースが少なくない。こういう知的ゲームみたいなものが好きな人には向いているかもしれない。

常に勉強しなければならず、なんとなくルーティンでやるというような仕事ではない。仕事はハードだと思う。楽しいしやりがいもあり、会社によっては高額の報酬も期待できるが、競争は厳しい。あこがれだけではできない。常に戦っている職場という感じはある。これからM&Aにかかわろうと思うのなら、覚悟を持って入った方がいい。

-途中難しいところもありましたが、大変興味深いお話しをたくさんお聞きできました。これから頑張ってM&Aの事を学んでいきたいと思います。本日はありがとうございました。

文:M&A Online編集部

【鈴木一功 早稲大学大学院経営管理研究科教授】

1986年東京大学法学部卒業。同年富士銀行(現みずほ銀行)に入社し、主にM&A部門のチーフアナリストとして、企業価値評価モデル開発等を担当。INSEAD(欧州経営大学院)よりMBA取得。その後、ロンドン大学(London Business School)よりPh.D.(Finance)を取得。2001年中央大学国際会計研究科教授等を経て、2012年より現職。「証券アナリストジャーナル」編集委員、みずほ銀行コーポレートアドバイザリー部の企業価値評価外部アドバイザーも務める。熊本県出身、56歳。 

著書に「検証 日本の敵対的買収」(共著・日本経済新聞出版社)、「MBAゲーム理論」(ダイヤモンド社)、「企業価値評価(実践編)」(ダイヤモンド社)など。 

山口 萌(やまぐち・もえ)

早稲田大学文化構想学部在学中。

政治、経済、文化、社会など学際的な広い分野の学問に取り組んでおり、大学での勉強を補完するため国会議員の事務所でインターンシップを行っている。

「将来は社会貢献したい。できれば社会格差問題に取り組みたい」との考えを持つ。


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