それでは、今後の業界再編のゆくえをうらなってみよう。
「1972年からゴディバを販売してきた片岡物産(食品輸入・製造)が国内販売契約を2015年3月に終了して話題になりました。ゴディバでは百貨店内の売り場を直営店に転換して商品やサービスを共通化しているようです。再編はこれまでの歴史の流れを踏襲して、資本力がある大手中心に展開されていくことは間違いないでしょう。」(氏家)
今回は、ケンズカフェ東京(東京・新宿御苑前)の氏家健治シェフに、チョコレート業界の再編事情について伺った。巨大な資本力をもった大手が一般消費者に根づいた独自ブランドを吸収していく。その行方は誰にもわからない。
文:尾藤克之(コラムニスト)
※本記事はアゴラより転載許可を受けております。
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